オンライン内見を始めました!新規様限定でお得なキャンペーンも実施中! Email us or LINE

「商業地区」タンゲラン 進出相次ぐ首都のベッドタウン

「ジャカルタの郊外」はジャカルタじゃない?

5月30日、流通大手イオンがインドネシアにショッピングモールをオープンさせました。このモールには日系の小売店、飲食店、旅行代理店、さらには学習塾まで揃っています。

>イオン インドネシアにショッピングモール開業(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097091000.html

現地で年々増えるミドルクラスは、日本の財界にも決して小さくない影響を与えています。

ところで、上記の記事にあるこの一文。

イオンは30日、インドネシアの首都ジャカルタの郊外に大型のショッピングモールを開業しました。

ここで気になるのは、「ジャカルタの郊外」という点。インドネシアについてあまり詳しくない人から見れば、「ジャカルタ中心部から少し離れた場所」というぼんやりとしたイメージが浮かぶ一文ではないでしょうか。

実はイオンモールがある地区は、行政区としての「ジャカルタ」とは全く違う場所にあります。

第1号店はタンゲランに

ここ数年、工業地区から商業地区へと変換を遂げているタンゲラン。ジャカルタの西に隣接していますが、行政区はバンテン州です。さらに厳密に言えば、いわゆる「タンゲラン」はタンゲラン市と南タンゲラン市に分かれていて、イオンモールは南タンゲランにあります。

タンゲランはジャカルタ特別州ではなく、バンテン州に属する都市。
タンゲランはジャボデタベック(ジャカルタ首都圏)を構成する都市の一つです。ちなみにこのジャボデタベックという単語はジャカルタ、ブカシ、ボゴール、デポック、そしてタンゲランの各頭文字から取った呼び名。その中でもタンゲランはスカルノ・ハッタ国際空港があり、自動車道も整備されているということでショッピングモールが次々と建設されています。

日系飲食店も、インドネシア進出第1号をジャカルタではなくタンゲランで行うことが多々あります。唐揚げ専門店『金のとりから』は、4月にタンゲランのショッピングモールで店舗をオープンさせました。

>【金のとりから】インドネシア1号店オープンのお知らせ(バリュープレス)

https://www.value-press.com/pressrelease/140966

ジャカルタのベッドタウンとして

さらにタンゲランでは、ジャカルタのベッドタウンとしての開発も進められています。

ジャカルタ中心部へ直接行くことのできる高速道路や鉄道駅に恵まれ、住居を郊外へ移す市民も増加傾向にあります。特に南タンゲランのスルポンでは、大手財閥によるニュータウン計画が着々と進められている最中です。

>大手・中小が住宅販売競争 狙いは「中の上」以上の階層 南タンゲラン市(じゃかるた新聞)

http://www.jakartashimbun.com/free/detail/23286.html

こうして見ると、近年はジャカルタとその周辺都市との役割分担が明確になりつつあるような気がします。政治と経済の中心地ジャカルタ、工業の担い手ブカシ及びデポック、そしてビジネスマンの住居タンゲラン。最近まで一極集中の感が否めなかった首都の光景は、少しずつ確実に変化しているようです。

あわせて読みたい記事

インドネシアビジネス、変化の訪れ 多様化する市場