零細事業者向け大口マーケットプレイス「Ralai.com」が保険商品取り扱いへ

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、公約のひとつに「UMKM(中小零細事業者)の発展」を掲げている。

12月9日、ジョコ大統領は記者会見で「高速道路のサービスエリアは海外資本のレストランチェーン店舗が多いが、今後は地元のUMKMを加えていきたい」と話した。

また、ジョコ大統領はUMKMの技術的発展も目論んでいるようだ。

大口発注を想定

B2B向けの地場系マーケットプレイス『Ralai.com』は12月10日、保険商品を取り扱う『Futuready Insurance Broker』との提携を発表した。

2013年設立のRalai.comは、大口の商品受注を念頭に置いたサービスで、中小零細の小売店舗との取引により強みを発揮できるよう設計されている。

たとえば、下の画像のベビーカーは5台までの発注であれば1台34万2000ルピア(約2700円)という価格であるが、13台以上の発注では33万6000ルピア(約2620円)に値下げされる。

Ralai.comは携帯電話の度数、電気、水道等の料金を支払うためのプラットフォームも設けている。このあたりはRalai.comに限らず、インドネシアのマーケットプレイスやキャッシュレス決済サービスには欠かせない項目と言えよう。

Ralai.comは2019年7月、シリーズC投資ラウンドでの資金調達に成功している。今後もその飛躍が期待されるサービスだ。

保険商品の取り扱いも

Ralai.comは、「オンライン卸売業者」とも言え、小売事業者の様々なニーズに対応している。

屋台や食堂の店主にとって、火災保険、盗難保険、損害保険等、いざという時を想定した保険加入が必要だ。

12月10日、Ralai.comは保険取り扱いサービス『Futuready Insurance Broker(以下Futuready)』との提携を発表した。このサービスは、オンラインで各社の保険商品を取り扱う。

Futureadyのサイトを見てみよう。「Cari Asuransi」の項目にあるのは旅行、車、健康、障害、生命保険。以下の写真はブラウザ版だが、一目で内容を判断しやすいデザインになっている。

今後、FutureadyはRalai.comと協調し、中小零細事業者に向けた保険商品を取り扱う。

大手ではない事業者に向けた商品を提供する新興企業がここ数年で急速にシェアを拡大している現象は、今後も注目が集まる。

【参考】
Ralai.com
Futuready Insurance Broker