ジャカルタMRT第2期工事、高級住宅地アンチョールまで延線

ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)に10月、新しい動きがあった。

当初の計画では北の終着駅をコタまでとする延線計画だったがさらに延長され、アンチョールまでの計画に変更された。これにより、最終的なMRTの距離は大幅に伸びる見込みだ。

当初の計画より延長

今年開業したMRTは、南ジャカルタのレバック・ブルス駅からブンダランHI駅をつなぐ第1期の区画だ。

このルートはジャカルタの大動脈のような区画でもある。オフィスビルや商業施設が集積するエリアであり、毎日多くの乗客が利用している。

MRTの第2期は、ブンダランHIから北ジャカルタをつなぐルートで、この度コタから東へ進む新たな計画がMRTジャカルタから発表された。

高級住宅街アンチョール

アンチョールはリゾート施設、遊園地、ゴルフ場などが集まる地域であり、同時に富裕層向けの住宅街としても知られている。この地区にマイホームを建てるのが、一種のステータスのようにもなっている。

アンチョールにはビーチもあり、週末には海水浴を楽しむ家族も目にすることができる。評判の良いレストランやラウンジもビーチ沿いに立ち並ぶ。東京でいえばお台場のような場所と言える。

しかし、アンチョールからジャカルタ中心部への道は渋滞が激しい。MRTの路線が完工したら、アンチョールからジャカルタ中心部まで渋滞知らずの移動ができるようになる。

渋滞回避の切り札

MRTは延線の商業施設に良い影響を与えているが、特にプラザ・インドネシアとブロックMプラザは集客数が特に増えているという。これらのショッピングモールに渋滞を気にせず足を運べるようになった効果は大きい。

アンチョールまで延線されたMRTは、同地区の商業施設に同様の効果をもたらすはずだ。例えば、ドゥニアファンタジー遊園地。ここは通称「ドゥファン」と呼ばれる施設だが、こうした施設はジャカルタ市内ではあまりない。

また、アンチョール周辺にスディルマン周辺より平日仕事の終わった後に訪れるのは渋滞を考えると二の足を踏むところだが、MRTで渋滞なく行けるのであれば足を延ばしていく人も増えるだろう。仕事終わりにアンチョールのビーチ沿いのレストランでビール、といったことも渋滞のストレスなく可能になる。

その他沿線の商業施設への影響は数多いとみられ、人々のライフスタイルにも大きな変化が更に起きていくだろう。