あの黄色い看板は何?ジャカルタ首都圏で急拡大中の食堂ネットワーク「Wahyoo」

ここ最近のジャカルタで、「黄色い食堂」を見かける機会が増えた。

インドネシアの小規模飲食店は一般的に「ワルテグ」と呼ばれているが、このワルテグをオンライン化する『Wahyoo』というプラットフォームが急速拡大している。

コンビニエンスストアのようにチェーン展開するのではなく、既存の伝統的店舗を活かす手法で現地の事業者からも好評を得ているようだ。

スマホが苦手な経営者を取り込む

ワルテグの店主の朝は早い。日も昇らないうちから問屋に行き、商品や材料を買い付ける。そこから仕込みを始めてようやく店を開けることができるが、もし仕入れをオンライン化できればそれだけで店主の負担は大幅に減る。

しかし、ワルテグの経営者には中高年者も少なくない。PCはおろかスマートフォンも使いこなせない場合もあり、もしオンライン問屋プラットフォームがあったとしても「スマホアプリを使わなければならない」というだけで敬遠されてしまうこともある。

つまり、ワルテグ経営者に対してトレーナーやアドバイザーを用意する必要がある。定期的な講習会も必要だ。

Wahyooはそれらの他にも、POSシステムや事業保険等も提供する。

年内に1万3000店舗

2018年6月のWahyoo加盟店は僅か50店舗だったが、2019年7月には加盟店舗数が7000を越え、年末には1万3000店舗に到達すると試算されている。

これはあくまでもジャカルタ首都圏内での想定である。今の時点でWahyooは、他の都市に進出していない。だがWahyooは、来年にはバンドンへ進出する構想を公表している。

「手厚いレクチャー」が鍵

インドネシアではスマホの2台、3台持ちが決して珍しくない一方、デジタルを使いこなせていない人も少なくない。

そのような人たちをいかに取り込むか、ということが注目されつつあるようだ。

2017年にインドネシアから撤退した大手コンビニのセブンイレブンは、店舗の空きスペースを利用してIT講座を開いていたこともあった。これは市民には大好評で、中には講座をきっかけにリモートワークを始めた人も現れていたという。

このような手厚いレクチャーのできる企業が今後も増えていくだろう。

【参考・動画】
Wahyoo
Wahyoo Video Profile-YouTube
VIRAL!!!!!!! WARUNG KAKI LIMA JADI WARUNG BINTANG LIMA!!-YouTube
Wahyoo Gathering Agustus 2019-YouTube