BSDシティーで電動キックボードレンタル「GrabWheels」が登場!

「電動キックボード」が世界中で注目を集めている。

電動モビリティーはバッテリーの性能向上によって使用に耐え得る速度と走行距離を確保できるようになり、ガソリンを使う必要のない乗り物は自然環境保護の点からも求められている。

配車サービスのGrabは、シンガポールで『GrabWheels』を運営している。これは電動キックボードレンタルのサービスで、ある区画内であれば自由に乗り回せるというものだ。

このGrabWheelsが、インドネシアにも上陸した。

BSDシティーで試験運行

5月9日、イオンモールがあることで知られるジャカルタ近郊BSDシティーでインドネシア初のGrabWheelsの営業が始まった。

専用アプリから車体に刻印されているQRコードを読み取ると、電子ウォレットを介した決済が行われる。電動キックボードの性能は最高時速15km、最大移動距離40km。100kgまでの体重に耐えることができる。

現在はまだ試験運行の段階で、試験運行期間は無料でサービスを提供している。

レンタルバイク事業の「問題点」

スマートフォンと連動したレンタルバイク事業は、分岐点を迎えている。

去年まで、東南アジア諸国ではGPS搭載のレンタル自転車サービスが目覚ましい勢いで拡大を遂げていた。しかし、シンガポールを拠点にし、インドネシアにも進出していたoBikeが2018年6月に突然営業停止した。

その原因は、「駐輪場を設けない形態のサービス」だと言われている。GPSが車体に搭載されているために、oBikeの自転車1台1台の位置情報がスマホアプリに表示され、決められた駐輪場がなくても利用者は迷わず自転車を見つけることができる。

しかし、それは、街中に放置自転車を生み出す結果となった。痺れを切らしたシンガポール当局は、レンタル自転車事業者に対して車体1台毎のデポジット納付を通達した。oBikeはそれを見越して営業停止に踏み切ったと言われている。

固定の駐車場を設置

電動キックボードは、充電が必要であるがために決められた駐車場を設ける必要があり、結果として、放置車両を発生させない。

GrabWheelsは指定の駐車場に必ず停めなければならない仕組みとなっている。アプリには駐車場の位置と待機台数が表示される。oBikeの失敗から学んだ仕組みと言えるだろう。

なお、GrabWheelsの利用者は18歳以上に限定される。乗車の際はヘルメットの着用も求められるが、このヘルメットは車両と共に用意されている。先述の通り、料金支払いは電子決済だから、スマホさえあれば気軽に利用することができる。BSDシティーで普及するかどうか、そして、展開エリアを増やしていくかどうかに注目が集まる。

【参考】
GrabWheels
GrabWheels, Layanan Skuter Listrik Pertama di Indonesia-YouTube