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日本観光ビザ免除よりも、eパスポート取得のほうが難しい

インドネシア人が日本へ観光旅行する際、ビザは免除される。

だが、そのためには条件をクリアしなければならない。そのひとつが「ICチップ付きパスポートの所持」だ。世界ではパスポートの電子化が進んでいて、それがなければビザなし入国を認めないという国が大半ではないだろうか。

だが、インドネシア政府がeパスポートの本格導入を開始したのは一昨年。日本よりも10年近く遅れている。

しかも、どうやらeパスポートの普及には大きな壁があるらしい。

デンパサール在住者の苦悩

今回は筆者の知り合いである、バリ島デンパサール在住の女性から話を聞いた。

その女性のパスポートは、2年前に発行されたもの。割と新しい。だがeパスポートではない。そもそも、彼女自身eパスポートの存在を知らなかった。

彼女は国外旅行の経験が豊富で、日本へも来ていることを付け足しておこう。要はeパスポートへの更新が巷に周知されていないのだ。

これでは、もう一度日本へ行きたいと思っても煩雑なビザ申請手続きが必要になる。ではeパスポートを取得すればいいではないかと思うが、じつはそれも一筋縄ではいかないようだ。

インドネシア国内すべてのイミグレーションオフィスが、eパスポート作成に対応しているわけではないという。

たとえば、デンパサールのイミグレーションオフィス公式Twitterに「eパスポートをデンパサールのオフィスで作ることができますか?」と質問した人がいる。これに対してイミグレは、こう返答した。

「eパスポートはジャカルタ、スラバヤ、バタム島のオフィスで用意することができます」

https://twitter.com/imngurahrai/status/552626957142093824

eパスポート発行オフィス

これは2015年1月の話だから、今は対応可能オフィスも増えたと思うだろう。

ところが、そうではない。航空券検索サービス『Skyscanner』の記事によると、この状況は2017年に入っても変わっていないという。

リンクの記事の配信は、今年2月22日の日付である。この時点でeパスポート申請を受け付けているオフィスは、以下の通り。

Kantor Imigrasi Kelas I Khusus Jakarta Selatan
Kantor Imigrasi Kelas I Khusus Jakarta Barat
Kantor Imigrasi Kelas I Khusus Bandara Soekarno-Hatta
Kantor Imigrasi Kelas I Jakarta Pusat
Kantor Imigrasi Kelas I Jakarta Utara
Kantor Imigrasi Kelas I Tanjung Priok
Kantor Imigrasi Kelas I Khusus Surabaya
Kantor Imigrasi Kelas I Khusus Batam
Skyscannerの記事より)

つまり、eパスポートはジャカルタかスラバヤかバタム島に行かないと受け取ることができないということだ。

日本旅行の前の国内旅行


※画像はDirektrat Jenderal Imigrasiのスクリーンショット

バンドゥンやジョグジャカルタ、デンパサール、パレンバンではeパスポートを作ることができない。

残念ながら、これでは日本観光ビザ免除の効果がインドネシア全国に波及していくことはないだろう。それに、eパスポート普及は全国すべてのイミグレオフィスがまったく同じ仕事をしてこそ達成されるものだ。なぜ、それをしないのか? これでは旧型のパスポートに甘んじる市民が増える一方ではないのか?

デンパサール在住の人は、日本に行く前にまずスラバヤへ旅行しなければならない。このワンステップが、人によってはとてつもなく高いハードルになっている。

【動画】

CARA BUAT PASPOR - TUTORIAL BIKIN e-PASPOR-YouTube