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動画事業とインドネシア 閲覧規制は突然に

一筋縄ではない動画配信ビジネス

インドネシアの動画市場は、インターネットが普及した現在非常に大きなポテンシャルを誇ります。

この国でもプロのユーチューバーが登場したり、まったくの素人が面白い動画をフェイスブックに投稿して多くのアクセスを集めるなど、市場の拡大は衰えを知りません。

ですが同時に、インドネシア特有の「難しさ」というものもあります。

たとえば、この国に進出したばかりのオンライン動画大手ネットフリックスは、コンテンツの配信開始早々にインドネシア当局から閲覧制限を課されてしまいました。

>ネットフリックス、インドネシア政府が配信停止に(フォーブスジャパン)

http://forbesjapan.com/articles/detail/11099

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、配信をブロックしたのはインドネシアの国営通信事業者Telkomだ。Netflixが配信するアダルトや暴力など一部の過激なコンテンツに難色を示し、同国でコンテンツ・プロバイダーとしての認可を得ていないとしたという。

動画事業は、こうした「進出後の規制強化」という事態にいつも悩まされているようです。しかも、インドネシアはイスラム教徒が国民の大半を占める国。日本やアメリカに比べたら、やはり映像表現という面で厳格な部分があります。

プロレス観戦禁止令

インドネシアのテレビ番組を観ても、時折「当局から指導された番組」に出くわすことがあります。

たとえば、WWE。マクマホン一族が経営する、アメリカンプロレスのWWEです。かつてはRCTIで放送されていたものの、「暴力的」「子供に悪影響を与える」という理由で地上波では放映されなくなりました。

ところが、インドネシアの若い男子の間では今もWWEは人気を誇ります。彼らはネット経由でスマックダウンやレッスルマニアを観ているため、地上波放映禁止にもかかわらず所属レスラーや彼らの対立関係、さらには歴代のチャンピオンの名前まで知っています。

一方でTV ONEが「総合格闘家オーディション」というものを企画したりと、放映の可否の基準が曖昧な部分もあります。

当局と戦うアニメキャラ

そういえば一昨年、インドネシアで「クレしん騒動」というものがありました。

これはRCTIで放映されていたアニメ『クレヨンしんちゃん』に、当局から「ポルノ同然」という指摘がされたというものです。

>『クレヨンしんちゃん』は「ポルノ同然」!? インドネシア当局、厳しい対応の理由とは(ニュースフィア)

http://newsphere.jp/entertainment/20140926-1/

皮肉にも「被害者」は、かつてWWEの試合を放映していたRCTI。そしてこれに関しては、番組の内容を指摘したインドネシア放送委員会が市民からバッシングされるということが起きました。

「しんちゃんのどこが悪い? 我々の弟をいじめるな!」

インドネシアは日本のサブカルの影響を大きく受けていますから、この騒動ではしんちゃんの友達が擁護の声を上げました。

映像表現というものは、そもそもが白黒の線引きがしづらいものでもあります。

いずれにせよ、インドネシア当局は突然こうした措置を取ることがあり、それが動画ビジネスを難しくさせているという実情があるようです。

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