低価格機種の進撃 激動のスマートフォン市場、その行方は?

iPhoneはぜいたく品⁈

世界有数のスマートフォン激戦区と言われるインドネシアで、まさに大事件が発生しました。

それは高級スマホ機種へのぜいたく税の導入です。


>インドネシア、高級スマートフォンに「ぜいたく税」を検討


http://wirelesswire.jp/compass_for_global_communication_industry/201405160151.html


インドネシア政府は現在、高級携帯電話、スマートフォンを対象に課税しようという動きがある。小売価格が500万ルピア(約430ドル)以上のスマートフォンに対して、20%の課税をすることを検討している。いわゆる「ぜいたく税」である。

430ドル以上の機種、ということはAppleのiPhoneやサムスンのギャラクシーシリーズなどは当然ながら課税の対象になっていまします。

確かに今の時点で、400ドルを上回る値段の高級機を持っているインドネシア人はまだ多くはありません。ですがこの国でもApple製品は憧れの対象で、中には親戚一同から借金をしてまでiPhoneを手に入れてしまう人もいるくらいです。

「いつかはiPhone」という庶民の夢に、少なからぬダメージを与えてしまう政策と言わざるを得ません。

低価格スマホの台頭

ところが、その政策が市場に悪影響しかもたらさないのかというと、決してそうとも言い切れないようです。

高級機の勢いがぜいたく税によって減退した分、その余白を低価格機が穴埋めする可能性も出てきました。


>東南アジアのスマートフォン市場:30%は「100ドル以下のスマートフォン」


http://wirelesswire.jp/compass_for_global_communication_industry/201406091657.html


東南アジア地域では「100ドル以下のスマートフォン」が急速に拡大し、全体の30%(約600万台)が100ドル以下のローエンド端末であった。東南アジア地域は、中国のメーカーやインドネシアなど地場メーカーの「100ドル以下のスマートフォン」は今後も拡大が予想される。

今やスマホ戦争の主力兵器は、時代の最先端を行くハイエンド機ではなく、手軽に扱えるローエンド機になりつつあるようです。

Photo by djandyw.com

50ドルあればお釣りが出るスマホ!

スマホの廉価化はさらに加速しています。

こんなニュースが飛び込んできました。


>モジラ財団、インドなどで2500円のスマホ発売へ


http://m.jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304826804579617790190246148?mobile=y


米非営利組織(NPO)モジラ財団は、基本ソフト(OS)「ファイヤーフォックス」を搭載した25ドル(約2500円)のスマートフォン(スマホ)をインドとインドネシアで年内に発売する。モジラの幹部が明らかにした。


25ドルとは、インドネシアでは最安値のガラケーと大体同じくらいの値段です。ここまで安いと動画や大容量のデータ通信には不向きと思われますが、SNSなどでのコミュニケーションに特化した機種と考えれば案外割に合うかもしれません。

いっぽう日本でも、イオングループが発売した格安スマホが話題になっています。

スマホの低価格化は、果たしてこれからのビジネスをどう変革させていくのでしょうか。