<インドネシアの携帯事情>3大キャリア・料金パック事例紹介!

 インドネシアの携帯事情・続編です。この記事では以下の3つについて紹介します。

  • インドネシアの3大携帯キャリア
  • 料金決済システム
  • 多様な料金パック(プリペイド式の場合)

3大キャリアと特徴

 インドネシアには複数の携帯電話通信キャリアがありますが、今回はTelkomsel(テルコムセル)、Indosat(インドサット)、XL(エックスエル)の3大キャリアを紹介します。


Telkomsel(テルコムセル)

  • シェア率:43%
  • 利用回線数:1億2000万回線(2013年3月時点)で最大手。
  • 初めてiPhoneを発売したオペレーター。
  • 24時間対応のサービスセンターGraPariなどサービスも充実しています。



Indosat(インドサット)

  • シェア率:16%
  • 利用回線数:5800万回線。(2012年12月時点)
  • 携帯電話との抱き合わせでSIMカードを配るなどの商法が盛ん。また派手なイベントを好んでやります。


XL Axiata(エックスエル)

  • シェア率:15%
  • 利用回線数:4640万回線(2012年4月時点
  • こちらも携帯電話との抱き合わせでSIMカードを配るなどの商法が盛ん。安い国際電話のプランがあります。


その他

 シェア率が5%以下の「Tri」「AXIS」など新興キャリアがあります。大手に比べ、

  •  カバーエリアは狭い
  •  通話料が安い
  •  プロモーションが活発

 といった特徴があります。


 ジャカルタでは、同じキャリアだと通話料が安くなるといったプロモーションや、携帯キャリアの電波の感度が地域で異なるため、携帯を2−3台を持ち歩く人も少なくありません。

 日本人駐在員が住むような高級アパートでも、「10階以上はテルコムセルよりインドサットのほうがつながる」というなところがあるようです。

 (シェア率はDetik.comの記事を参考にしました

支払い方法

 日本と同じように、インターネットを使ったデータ通信、通話時間、コンテンツの購入をする際に費用がかかります。


 支払い方法は大きく分けて以下の2種類

  •  前払い(prabayar)− プリペイド式
  •  後払い(pascabayar)− 銀行口座からの引き落とし

 ※ 利用者の9割以上はプリペイド式を利用しています。

 

<前払い(prabayar)方式の場合>

 前払い(プリペイド式)の場合、自分で必要な分だけプリペイド料金をSIMカードの料金残高に追加するという形になります。

 この携帯料金残高のことを「プルサ(Pulsa)」といいます。

 プルサは、プルサカード(写真上)で追加するのが一般的。iTunesカードのようにスクラッチを削ると番号があり、それを電話に入力して残高を増やします。

 カードは路上の携帯電話店やコンビニで購入できます。単位は1,000ルピアから100,000ルピアまで。販売手数料が0〜20%とられることも。

 

 そのほか、銀行ATMからプルサの送金や、携帯電話同士でプルサを送ることもできます。



<後払い(pascabayar)方式の場合>

 インドネシア国内の銀行口座が必須。主に現地のビジネスマンなどが契約しています。


 最近は、日本の携帯電話購入・支払いシステムと同じように、本体代の分割払いにした料金と、月々の電話・インターネット料金を合わせた特別料金を設定して引き落とす後払い式「バンドリング」という割引プランも出ています。


 上はTelkomsel/ iPhone5を購入する場合のプラン。すべて1年契約です。

 たとえば、「Greatest Thing 1プラン」では、最初に本体代(16GBで5,099,000ルピア)を支払い、毎月33万ルピアの使用料金を支払えば無料通話が100分、無料SMSが400通、データ通信が2GB分までついてくる、超過分はまとめて後日口座から引き落としーーという具合です。


多様な料金パック! 

 日本では、通話料込みの月額のプランと、インターネット用パケットプランなどを追加して契約しますが、インドネシアの携帯会社はとくに月単位で契約をする必要がありません。プルサ(プリペイドの残高)が入っているSIMカードもしくは後払い契約のSIMカードを携帯電話にセットすれば、すぐに通話、インターネットの利用が可能です。


 各社とも、通常使用するよりも安い値段で利用できる通話プラン・インターネットパックを用意し、それを追加で購入する形になっています。利用期間も「日」「週」単位と細かい設定。(料金はプルサから引き落とされます)



<各社料金パック事例>


Telkomsel 「Flash Ultima」パケットパック
  • 通信容量ベースのインターネットプラン。速度は最大7.2Mbps。
  • 有効期間内に容量を使いきってしまった場合は買い足していきます。


 制限容量 有効期間 料金
10MB
1日
2,500ルピア
20MB1週間5,000ルピア
340MB1週間20,000ルピア
600MB1カ月55,000ルピア


Telkomsel「Flash Optima」パケットパック
  • こちらは、使用期間ベースのインターネット使い放題・定額パック。概念としてしては契約に近いかもしれません。
  • 最大速度は7.2Mbps。
  • 制限容量に達すると通信速度が遅くなりますが、その後も同一料金内で使用可能。
  • とにかく支出を抑えたいという人向け。


 制限容量有効期間  料金
40 MB1日6,500ルピア
85MB1日11,000ルピア
500MB2週間60,000ルピア
2GB1カ月130,000ルピア

Telkomsel 「Opera Mini」パック
  • 指定ウェブブラウザの「Opera Mini」を使えば、通信容量の制限を受けずにインターネットが使えるパック。
  • 同様に、メッセージングアプリ「Whats App」「LINE」「Kakao Talk」「Facebook messenger」「We chat」も通信容量を気にせずに利用できます。
  • ほかのアプリも自由にインストールして使えますが、追加料金がかかります。

 有効期間料金 
1日3,300ルピア
1週間16,500ルピア
 1カ月44,000ルピア

XL 国際電話パック

  • マレーシアやシンガポールなど10カ国への国際電話が激安になる国際電話専用通話パック。
  • 国際電話をした場合料金はプルサから引き落とされるのではなく、国際電話料金パックの通話時間容量から差し引かれます。
  • 海外とのやりとりが多いビジネスマン、家族が海外に出稼ぎに行ったという農村の貧困層などに重宝されている様子。

通話時間容量  有効期間 料金
30分1日10,000ルピア
200分1週間50,000ルピア
500分1カ月100,000ルピア

 そのほか、キャンペーンでスマートフォン限定のプランなども出ては消えています。

 料金が上がったり下がったりと変化が激しいですが、ユーザの多様化とともに各社さまざまな料金パックを作っています。


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