高品質の青果を農家から直接配送 インドネシアのEC『SayurBox』

野菜や果物を生産する農家と消費者が直接つながるようになれば、様々なメリットがもたらされるはずだ。

まず、複雑なサプライチェーン・マネジメントが消え去る。サプライチェーンと言えば聞こえはいいが、要は中間マージンが目当てのブローカーが多く、インドネシアの農業に重くのしかかっている。

それをなくすための最も簡単な方法が、インターネットの活用だ。ECサイトで作物を販売できるようになれば、ブローカーなど必要ない。

そうしたことを目的としたスタートアップも、着実に成長している。

消費者と生産者をつなぐECサービス

インドネシアの地場系ECサイトは、多様なジャンルのものが非常に多く登場し、独自の進化を遂げているようだ。

そのひとつが『SayurBox』という、一次生産者と消費者との接続を目的としたサービスである。「Sayur」は野菜を指す単語だが、その名の通り青果を中心とした食品専門のECサイトだ。

スマートフォンアプリでは、すでにAndroidとiOSの両方でリリースされている。非常に使いやすい設計で、直感で操作できるというのが筆者の感想だ。

また、我々外国人から見れば非常に珍しい加工品も売られている。下の画像はアレンガ糖、すなわちパームシュガーだ。

こうした付加価値のあるものも、SayurBoxでは取り扱っている。

これらは先述の通り、現場の農家がブローカーを経ずに出品したものだ。中間マージンの仕組みがなくなれば、その恩恵は農家に行き届く。すると農家は、より質のいい商品を自前で開発するようになっていく。

生産者にとっても消費者にとっても、有意義な発展が見込めるということだ。

ベンチャー同士の連携も

SayurBoxは、あの『Go-Jek』が運営するポイントサービス『Go-Points』と連携している。

Go-Jekはインドネシアの代表的なベンチャーであるが、この国ではベンチャー同士の連携事業が盛んになってきている。

各分野の先鋭的なサービスが結合すれば、先進国のテクノロジーメディアですらも驚愕するような仕組みが生まれるだろう。

【参考・動画】

SayurBox

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