現地系ネットショップTokopediaが急速進化している件

インドネシアのeコマース市場は、世界的にも注目を浴びています。

都市部ではすでにスマホが行き渡り、それに伴う新サービス開設も成熟の段階を迎えたような気がします。ジャカルタではどのようなアプリが受け入れられるかが大方判明した以上、2017年のIT事情は新たな段階へ移行するかもしれません。

そんな中、インドネシアを代表するマーケットサービス『Tokopedia』が大きく動き出しました。

フィンテック事業に参入

Tokopediaと言えば、数年前まで「巨額の資金調達を実現させた現地系スタートアップ」としてテクノロジーメディアを賑わせていました。

あのソフトバンクも、Tokopediaに出資しています。

そんなTokopediaは去年末、フィンテック事業に参入すると発表しました。

>インドネシアのマーケットプレイス最大手Tokopedia、2017年はフィンテック事業に参入(The Bridge)

http://thebridge.jp/2017/01/tokopedia-fintech

2016年末、Tokopedia は新たなクレジットカード申請の機能をプラットフォームにローンチした。これは、インドネシアのオンラインマーケットプレイスである Tokopedia がフィンテック分野に新たに参入する第一歩となった。また、同社はユーザのローン、保険、投資への申請もより簡易にしていく予定だという。(The Bridgeの記事より引用)

現時点でのTokopediaを見てみると、確かに以前よりもサービスが充実しているのが分かります。

かつては(といっても、ほんの2年ほど前ですが)オンラインショップの域を出ない、ごくごく平凡なサイトだったと筆者は記憶しています。ところが今では、携帯電話のプルサや列車のチケット、水道屋ガスの料金、さらには寄付の受付まで行っています。

ケーブルテレビの料金支払いなども、Tokopediaで済ますことができます。

また、上の画像は筆者のオンボロノートPCでのブラウジングですが、もちろんながらモバイルアプリが配信されています。

現地では、PCではなくスマホからのアクセスのほうが圧倒的に多いはずで、それを鑑みてもTokopediaの充実ぶりには目を見張るものがあります。

「黒船」Amazonの進撃はいつ?

ところで、インドネシアは今もAmazonが進出していません。

ただし、「そろそろやって来るだろう」という報道は去年からあります。Amazonはインドネシア進出の意向を表明していて、すでに8兆ルピア相当の資金を用意しているとか。

これに対し、Tokopediaに並ぶ現地系eコマース大手のLazadaは「まったく恐れていない」とコメントしています。

>現地系サービスはAmazonに対抗できるか(Kompas)

http://tekno.kompas.com/read/2016/07/20/17450017/Amazon.Mau.Masuk.Indonesia.Lazada.Mengaku.Tak.Takut

曰く、「我々Lazadaは、すべての要素において盤石のポジションを得ている」とのこと。そう遠くはなく外国軍艦の襲来に対しても、冷静な態度を示しています。

2017年は、もしかしたらこの国で「eコマース戦争」が勃発するかもしれません。

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