進むインドネシアの物価高 トウガラシすら「高級品」に?

インドネシアの物価が、日本よりも遥かに安いのは確かです。ところが最近は、物価高が毎月のように続いています。

しかもこれは、必ずしも良性のものではないという側面もあるようです。たとえば日本の江戸時代に徳川綱吉が行った貨幣改鋳は、「物価が上がれば給料も上がる」という仕組みを狙ったものでした。

ですが現代インドネシアの場合は基本年1回の給料改定に対して、毎月何かしらの商品が値上がりしていきます。消費者の可処分所得増加に物価が追いついていないという指摘もあるほどです。

毎月のように物価が高騰

そうなると、大変なのはスーパーマーケットやコンビニの店員。

商品の値上がりとは、値札を付け替える作業が発生するということ。ところがそうしたことが追いつかず、消費者は「どうして値札よりも高いんだ!」という羽目に陥ります。

そこで、現地の小売店にはこのようなものが置かれています。

>商品の値段に気を付けて!インドネシアのスーパーマーケット事情(WOWネタ海外生活)

http://www.wowneta.jp/news-read/10204.html

この記事によると、商品に貼ってある値札が現行のものかどうか確認する機械がスーパーに設置されているとのこと。確かに、こうしたものがなければ細かい家計簿付けは不可能です。

食卓からトウガラシがなくなる!?

そして現地では、トウガラシの値段が高騰しています。

インドネシアの食卓にトウガラシは欠かせないものですが、それが値上がりしているとあって景気低迷の危惧が叫ばれています。

>トウガラシが高騰 牛肉上回る 公共料金も値上げ(じゃかるた新聞)

http://www.jakartashimbun.com/free/detail/33067.html

小売市場の一つ、中央ジャカルタのゴンダンディア市場で8日、青果店4店に聞いたところ、チャベ・ラウィット・メラの1キロ当たりの価格は12万~14万ルピア。通常は8万ルピア前後だが、ことしに入り、一時15万ルピアまで上がったという店もある。(じゃかるた新聞の記事より引用)

その上、インドネシアルピアは米ドルに対して安値で推移しています。ルピア安は輸入品価格に直結する要素。そしてインドネシアは日本と同じく、食料自給率の低下が問題となっています。牛肉ですら、オーストラリアに依存しているほどです。

2017年の展望

2017年は、トランプショックも相成り急激な物価高に悩まされる1年になってしまうかもしれません。

我々日本人にとっても、現地物価の推移はとても気になる数字。ですがそれ以上に、ローワーミドル以下の市民にとってはまさに死活問題ともいうべき話でもあります。

そんな中、今年末にイオンモール2号店がオープンするというニュースもあります。

>イオンモール2号店、年末に開業予定(Berita Satu)

http://www.beritasatu.com/properti/408648-aeon-mall-jgc-ditargetkan-beroperasi-akhir-2017.html

今現在の状況が、この2号店にどのような影響を与えるのでしょうか。

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