Uberが現地タクシー第2位とパートナーシップ契約

インドネシアでも大議論を巻き起こしたUber。タクシーの仕事を奪ってしまう、税金を払っていない等々の問題が噴出してデモまで発生してしまいました。

「UberVS現地当局・既存タクシー」の対決は世界規模のもので、ヨーロッパの経済先進国でもタクシードライバーによる暴動が発生しています。Uber問題は、世界の政治家を悩ませる火種でもあるのです。

そんな中、配車サービスに関する大きな動きがありました。

ついに現地タクシー企業と提携

インドネシア第2位のタクシー企業は、Expressです。「白いボディーのタクシー」と言えば、ピンとくるでしょうか。

そのExpressが、Uberとパートナー契約を結びました。

>もはや敵ではない。Uberがインドネシア第2位のタクシー会社とパートナー契約(Tech Crunch)

http://jp.techcrunch.com/2016/12/20/20161219enemies-no-longer-uber-strikes-partnership-with-indonesias-second-largest-taxi-firm/

なお、これは3ヵ月間のトライアルではあるが、Uberとタクシー会社が相互の利益のために手を組むという興味深く稀な事例だ。Expressドライバーの一部(両社とも人数は明らかにしていない)は、ジャカルタのUberXサービスに参加が許される(Tech Crunchの記事より引用)

とりあえず期間限定の取り組みのようですが、大幅な進展であることに変わりありません。

世界のガジェットマニアも注目

このニュースは、世界のテクノロジーメディアで大きく取り上げられています。

>Uberとインドネシアのタクシー大手がパートナーシップ提携(ITWeb)

http://www.itweb.co.za/index.php?option=com_content&view=article&id=158353

ガジェットマニアの間では、「新興国の配車サービス事情」というネタが広く読まれています。テクノロジーメディアでも必ずある程度のPVを見込める鉄板の話題です。

現状、バリ島の国際空港やレギャン通りなどは「配車サービス乗り入れ禁止」の規則が確立しています。このことについてはすでにWalkersインドネシアでもお伝えしましたが、現時点ではUberに対して多くの制約が課されています。

それが近いうちに打破される可能性が、ようやく出てきました。

電子マネーと配車サービス

また、バイク配車のGojekもこのような取り組みを始めています。

>動きの遅いインドネシア規制当局に多くの企業が業を煮やす中、Go-Jekが決済スタートアップMVCommerceを買収(The Bridge)

http://thebridge.jp/2016/11/gojek-acquires-ponselpay-indonesia-fintech-regulations

上の記事を読むと、電子マネー発行権限に関する各社間の闘争があるようです。それもまた記事にする価値がありそうですが、ともかく電子マネーライセンスを所有している会社がこの国の配車サービス業界の鍵となっているようです。

この分野の話は動きが早く、さらなるサプライズが起こる可能性も大いにあります。インドネシア市民にとって、配車サービスアプリは生活の必需品と化している証明でもあります。

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