ジャカルタのタクシーの乗り方・見分け方

どうやって乗る? タクシーの停め方

 ショッピングモールのタクシースタンドや、ホテルのロビーで待っていれば乗れます。

 車通りの多い路上では、日本と同様、手を上げたり振ったりすれば停まってくれます。夕方以降、空タクシーは天井ランプを灯して走行。有人の場合はランプが消えています。

 しかし、午後5時ごろなど帰宅ラッシュ時は確保が困難。需要が高まるにもかかわらず、渋滞の時間帯はブレーキを踏む足が疲れるため敢えて動かず休憩時間にするという運転手さんも多く、タクシー供給量が一気に減ります。「もう終業時間で俺は家に帰りたいんだ」と運転手が乗せてくれないこともあります。この場合、お金次第でなんとかなる場合も?

道を知らない出稼ぎ運転手

 「タクシーの運転手」は、地方出身の出稼ぎ労働者の有力就職先の一つ。故に、つい先週までジャワの田舎にいてジャカルタの地図はまったく頭に入っていないけどタクシー運転手としてデビューを飾っているケースが少なくありません。

 道を知らなくても「知っている」と答える見栄っ張り運転手が多く、インドネシア人でも「ぜんぜん違うところに連れてかれた」と目に合うことも。怪しそうだと思った場合、「出身地(Asli nya dari mana? アスリニャ・ダリ・マナ?)」「ジャカルタに出てどれくらいか(Sudah berapa lama di Jakarta? スダ・ブラパ・ラマ・ディ・ジャカルタ)」とどれくらいジャカルタの道を知っているか確認を。地方出身者でジャカルタ歴数ヶ月の場合、要注意かも。

「Googleマップ」のススメ

 地図を渡しても読めない人も多く、近道を知らないため運転手が意図せず遠回りをするケースもあるので、携帯電話のグーグルマップなどを頼りに現在地を確認し、渋滞状況なども把握しながら指示しましょう。無視された場合「ada GPS(アダ・ゲーペーエス、GPS持っている)」と伝えれば対応も変わるはず。

 また、ジャカルタの道路事情は一方通行や交通規制で近道が不可能であることも少なくありません。「遠回りしただろう!」と激高するのは禁物。あくまでジェントルマンに振る舞いましょう。

主要タクシー一覧

 メーター制のタクシーをいくつか紹介します。

  • 最大手「ブルーバード・グループ(Bluebird)」(初乗り6000ルピア)


 「地球の歩き方」でも紹介されている最大手。ジャカルタ市内を走る鳥のマークや「pusaka」「bluebird」というブランドの、薄い青か若干濃い青の車体の車が通称「ブルーバード・タクシー」です。ごくたまに英語や日本語が少し話せる運転手さんもいます。メンテナンスもしっかりされているので、車内は清潔。冷房が効かないものはあまりみかけません。

 車内で忘れ物をした場合も戻ってくる可能性が他のタクシー会社よりずいぶんと高いです。

 ジャカルタで約1万5000台が走行中。スラバヤ(東ジャワ州)やデンパサール(バリ島)、バンドン(西ジャワ)、メダン(北スマトラ)、バタム島といった地方展開もしています。ベンツタクシー「シルバーバード」、ジャカルタ日本人学校の通学バスにも使われている貸し切り大型車「ビッグバード」も同社が運営しています。


  • 「エクスプレス・タクシー(Express)」(初乗り5000ルピア)

 白い車体に黄色い天井ランプが目印で、首都圏ではブルーバードに次ぐ大手タクシー。メンテナンス状態が車によってまちまちなのですが、たまに車内が汚いものも。

 出稼ぎ者率が高く、ジャカルタでは6割近くの運転手が中部ジャワ州トゥガル出身。運転手間のネットワークが強く、「道が分からない場合仲間に電話して聞く」こともよくあります。

最近はナビ付きの車体もありますが、たいてい機能せず、運転手さんのジュークボックス化しています。


  •  「ガムヤ(GAMYA)」(初乗り5000ルピア)

緑色の車体が目印。車内はおおむね清潔。

車の中で忘れ物をした場合、ウェブサイト上で掲示しています。


  •  「タクシク(TAXIKU)」(初乗り5000ルピア)


黄色い車体で、車内はおおむね清潔。市内から空港まで利用する場合、空港までの高速料金が無料になるサービスをしています。出国時におすすめ。


  • 「トランスキャブ(TransCab)」(初乗り5000ルピア)

 オレンジ色の車体で、車内にケーブルテレビがあります。テレビは故障していたり電波が入らなかったりで見えないことの方が多いです。
 車体が古いもの、車内が傷んでいるものも多々あります。


 ここで紹介していないタクシー会社の中にはゴキブリが車内にいる(!!!)場合もあるので、タクシー選びには気をつけましょう!

参考記事・アンタラニュース「Blue Bird lebarkan sayap ke sejumlah daerah」(2012,11,26)